全日本プロレス21日千葉・幕張大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Bブロック公式戦で、史上最年少3冠ヘビー級王者の安齊勇馬(24)が本田竜輝(24)との「ニューピリオド」対決に敗れ、開幕からの連勝が2でストップした。

 序盤からドロップキック、ヘッドロックなどで押し込むと、さらにエルボーを連打。王者が積極的な攻撃で試合の主導権を握った。

 それでも中盤になると、本田の反撃で劣勢に。エルボー、ラリアートで攻め込まれると、最後はファイナルベント(変型パワーボム)でマットに叩きつけられ、3カウントを献上した。

安齊(手前)をファイナルベントで沈めた本田
安齊(手前)をファイナルベントで沈めた本田

 史上最年少優勝記録&デビュー最短優勝記録がかかる2度目の祭典は、開幕戦で世界タッグ王者の斉藤ジュンを下して白星発進すると、2戦目ではロード・クルーに勝利。連勝は2でストップした。試合後のバックステージでは首を押さえながら「Bブロックで一番負けたくない、戦うのが楽しみな相手だった。同世代でライバルだと思っているから、絶対に負けたくなかった」と無念そうに語った。

 それでも「悔しくないと言ったらうそになるけど、また本田とこの先、3冠ベルトをかけて何度も戦っていくと思う。次こそは俺が必ず勝つ!」と王者の風格を漂わせながらリベンジを誓った。

 一方、今大会初勝利を挙げた本田は「CC2戦目、大きな勝利をつかむことができた。このまま今年のCCは俺が優勝する!」と高らかに宣言した。