最下位に沈む西武は23日のオリックス戦(京セラ)に1―2と惜敗。今季2度目の3連敗となり通算成績は7勝13敗、借金は6となった。

 先発・平良海馬投手(24)は6回9安打3四死球と苦しみながら2失点で今季2敗目(1勝)。結果的に犠飛と適時打で失った2回の2点が致命傷となってしまった。

 打線は2番に中村剛也、田嶋との相性の良さを買われ5番に炭谷銀仁朗を入れるなど大幅に組み替えたが、オリックス5投手の投手リレーの前に散発4安打、11三振。4回には相手先発・田嶋から無死満塁のチャンスを作ったものの、奪った得点は炭谷の三ゴロ失策の間の1点のみ。後続の若林、外崎、長谷川はいずれも凡退に倒れた。

 これで3試合連続クオリティー・スタート(QS=6回以上を自責点3以内)をマークしながら2敗目を喫した平良は「粘りのある打線に球数(108球)が多くなり、また毎回ランナーを出した中でも追加点を与えず、6イニングを投げ切れたことはよかったと思います」と力なく前を向くしかなかった。

 これで1勝10敗となったここ11試合では先発投手が9度のQSと試合を作りながら打線の援護がなく、その勝敗は1勝8敗…。無援護地獄に終わりが見えない状況が続いている。