今季からメジャーは低反発の飛ばないボールを導入したが、エンゼルスの大谷翔平投手(26)は特大弾を連発している。そんな中、米スポーツ専門局ESPN(電子版)は18日(日本時間19日)に「MLBの新たな飛ばないボールの時代。ボールの変更が、実際にどれだけ野球を変えているのだろうか?」というタイトルの特集記事を掲載した。

 米大リーグ機構(MLB)は今季から年々増加している本塁打数を減らすために低反発球を導入。従来のボールより2・8グラム軽くなり、実験によると、114メートル飛んでいた打球は飛距離が30~60センチ落ち、本塁打数は5%減ると結果が出ているという。

 実際、同電子版によると、9イニングあたりの本塁打数は19年の1・4本に対して、今季は16日(同17日)の時点で1・16と減少している。しかし、ボールは寒さの中では飛ばないことは検証されているため、今後の増加率を考慮すると最終的には1・25本になると予想した。

 確実に本塁打数が減る中で大谷は17日(同18日)時点で今季52本ペースでアーチを量産している。異次元の存在と考えるしかない。