エンゼルスの大谷翔平投手(26)とブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)のア・リーグMVPレースが過熱している。そんな中、米ヤフースポーツは28日(日本時間29日)に「大谷翔平は歴史的なシーズンを過ごしているが、ア・リーグMVPのお気に入りではなくなった」と気になる見出しの記事を掲載した。

 ヤフーと提携するスポーツベッティング(賭博)サイト「BetMGM」のオッズで、大谷+105に対し、ゲレロが+100でわずかながら大谷を上回ったというのだ。

 ア・リーグMVPレースでは、この2人以外の選手のオッズが+2500以上であるため、ヤフースポーツでは「シーズンはまだ約半分残っているが、オッズは2人のレースであることを指している」と一騎打ちの可能性を指摘した。

 米大リーグ機構(MLB)は28日に21~27日(同22~28日)の週間MVPを発表し、ゲレロが自身3度目の受賞を果たした。大谷は14~20日(同15~21日)の週間MVPに輝いている。

 また、ゲレロはMLBが27日に発表したオールスター戦(7月13日=同14日・デンバー)のファン投票の第1次投票でア・リーグ一塁手部門でトップの270万4788票を集め、メジャー最多だった。大谷はア・リーグDH部門1位の196万1511票を得た。

 28日時点で大谷は打者として26本塁打(メジャー1位タイ)、60打点(リーグ3位)。投手として3勝1敗、防御率2・58。1917年のベーブ・ルースが記録した29本塁打、9勝超えが期待される。

 一方、ゲレロは26本塁打(メジャー1位タイ)、66打点(同1位)、打率3割4分2厘(リーグ2位)で史上最年少3冠王の記録更新がかかる。ハイレベルな戦いの結末は現時点で予測不能。11月に栄冠を手にするのは大谷かゲレロか。