タレントのマリエ(33)の告発騒動が広がるなか、過去のタレントの発言にも注目が集まっている。

 マリエは4日夜、18歳のころに引退した島田紳助氏から肉体関係を持ち掛けられたとインスタライブで暴露。出川哲朗やお笑いコンビ「やるせなす」らもその場にいて、紳助氏と肉体関係を結ぶようマリエ本人に勧めたという。出川、やるせなすの両所属事務所はそれぞれ疑惑を完全否定している。

 そんななか、芸能界の「枕営業」について語っていたのが、〝はるかぜちゃん〟こと女優の春名風花だ。昨年5月に自身のツイッターで「枕営業を要求する側が最低なのはもちろんとして、『干されたくないから枕営業を受ける』という行為も、芸能という仕事に対しての侮辱であると僕は思う。そんなことで役をくれたり干したりするような人はこちらから願い下げです。私達の仕事は、一晩の肉体関係と取り引きできるような安いものじゃない」と投稿。

 これはある声優が仕事以外の酒席や接待についてツイートしたことに反応したもの。

 春名は続けて「それに誰かひとりが仕事欲しさに枕営業をしてしまうと、その事務所全体が『あそこの事務所の女優はやらせてくれる』ってなって安く見られてしまうし、他の大勢の役者さんにも迷惑をかける。ヘタすると業界全体が舐められてしまうかも。自分の損得だけじゃなく、大人ならそこまで考えて動くべきです」と持論を展開していた。

 俳優・梅沢富美男は枕営業は「ある!」と断言していた。2017年10月放送のフジテレビ系「バイキング」で、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏のセクハラ騒動についてコメントを求められた時だ。

 梅沢は「枕営業なんていう言葉は、この業界は飛び交う。こんなことは昔からじゃないの。言っていいならしゃべるけど、こんなことやってるヤツなんていっぱいいるよ」と発言。

 タレントの指原莉乃はかつて番組で〝枕営業〟について言及し、発言が全カットされた経験を持つ。14年12月に放送されたフジテレビ「ワイドナショー」で〝芸能界と枕営業〟の話題になった際、指原は相づちを打つ程度でひと言も発さなかった。

 これがネット上で話題になると、指原自らツイッターで「しゃべったけどダメなこと喋りすぎてダメだったパターンのやつね」と、カットされたことを明かした。

 マリエの告発を巡ってはタレントの武井壮がユーチューブチャンネルで「そんなこと(枕営業)やったら多分すぐ告発されて終わるでしょ。だから芸能界ってそんなところだって言われても、全然そんなところじゃないっすよ。すごい健全なところ」と述べるなど、議論が白熱している。