15日放送の昼の情報バラエティー「バイキングMORE」(フジテレビ系)では、「週刊文春」が報じたフジテレビ女子アナたちの“ステルスマーケティング疑惑”を取り上げ、伊藤利尋アナ(48=編成局アナウンス室情報担当部長)が釈明に追われた。

「めざましテレビ」の井上清華アナ(25)、「ノンストップ!」の三上真奈アナ(32)、「プライムオンラインTODAY」の宮澤智アナ(31)らが、美容室で無料で髪を切ってもらう代わりに、インスタグラムなどで宣伝をしていた疑いがあり、野島卓アナウンス室部長(54)の事情聴取を受けたという。

 伊藤アナが「仲間がお騒がせしていることについて、まずはお詫び申し上げたい」と頭を下げると、すかさずMCの坂上忍(53)は「ステマに該当することがないなら、なんで謝罪するの? 倫理の問題?」とツッコむ。

 伊藤アナは、しどろもどろになりながら「謝罪はお騒がせしていることについて。我々の仲間がこうして週刊誌で報じられているので」と説明。坂上はなおも「全然違うじゃん、いつもと」と指摘し、伊藤アナは泣きそうな顔で「本当にうちの仲間なので申し訳ないという気持ちがある」と語った。

 坂上は伊藤アナに鋭く迫る一方で「自局で起きたことこそ逃げないのが一番、視聴者に対する信頼だと思う」ともらし、話題を取り上げた同局の姿勢を評価。「第2弾ないんですね?」と念押しした。

 伊藤アナは冷や汗をかきながら「私もそう思いますし、お騒がせしていることに対しては私の立場として、管理職の一人として、お詫び申し上げたいという気持ちがある」「勘弁してください。お騒がせして申し訳ありません。重ねてお詫び申し上げます」と締めた。

 フジテレビコメント「事実関係の詳細については現在確認中ですが、いわゆるステルスマーケティングに該当する行為はないと考えております。就業規則に抵触する行為が判明した場合には、適切に対処して参りたいと考えています」