タレント・伊集院光(53)が16日に放送された「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ)に出演。「合いの手でドヤ顔する芸人に腹が立つ」と、共演したことがない中堅芸人を猛批判した。

 伊集院は「これは言わないかなと思ってたけど言っちゃうのは」と前置きしつつ「言い間違えたり、言い足りなかった大御所のフォローしてるぞ!って顔をする中堅のヤツいるじゃないですか。すげえドヤ顔する人。(大御所が)漠然とした言い方した時に、すかさずフォローみたいな。『女子高生がよく持ってますよね』とか、それなくてもわかるから!」と、わかりきったことに余計な合いの手を入れ、さらにドヤ顔する芸人を批判。伊集院は話しながら高ぶり、途中から怒気をはらんだ声と表情になっていた。

 スタジオが「誰のこと?」とザワつく中、伊集院はまずフォローがうまい芸人として麒麟・川島明(42)の名前を挙げた。「ほれぼれするのは、川島君のガヤは川島君が映ってない。自分の手柄じゃないんだよ。川島君の合いの手は好きになっちゃうぐらい」と絶賛。MCの松本人志も「確かに、いいところを埋めてくるね」とうなずいた。

 伊集院は「川島君は人のためにやってる。でも、そいつはそうじゃない。『俺、すごくねえ』っていう」と話を戻し、その芸人の名前を明かした。「ほぼ共演したことないんだけど、NON STYLEの井上(裕介=41)君。『俺が救いましたよ』という顔までセットじゃん」

 この実名批判にスタジオは騒然。同じ吉本興行の後輩、シソンヌ・長谷川忍が「それは僕ら若手の中でも議題に挙がってます」と乗っかり、慌てて「今の絶対に使わないでください!」と打ち消す場面も。長谷川は周囲から「フォローしなさいよ!」とツッこまれていた。

 話を聞いていた松本は、相方・浜田雅功のボケ殺しツッコミを思い出したようで「俺が会心のボケをして、浜田のツッコミが放送コードの時、本当にキツイ。ウケても全部使われへん」と苦情を述べ、大きな笑いを取った。