お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之(51)が初めて〝古巣〟に反撃した。

 22日、ユーチューブチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」を緊急更新。吉本興業が宮迫に対し、直接吉本芸人をブッキングしないよう、申し入れたという一部スポーツ紙の報道を釈明した。

 宮迫は「〝闇営業〟やめて」と大々的に報じられたことについて「闇営業という言葉、使いたいだけですからね。闇営業でも何でもありません」とチクリ。吉本を通さずに所属芸人とコラボしていたという内容に「直接本人に(電話)かけて『もし大丈夫であれば、マネジャーさんを紹介してください』と。で、マネジャーさんを紹介していただき、スケジュール等の確認をしてもらい、OKであれば出演していただく」と、わざわざ手順を説明した。

 さらに「全部僕側から『出てください』というわけではなく『コラボしてくれませんか?』と向こうの芸人さん側から来たのもございます。これもマネジャーさんを通しておりますので、直(のやりとり)ではございません」と完全否定。

 その上で「怒ってはいませんが、怒ってはいませんが!」と声を荒げつつ「しんどいなと…」と語った。

 いまや人気ユーチューバーの仲間入りを果たした宮迫だが、目標は「テレビ復帰」であることは知られた話。そのためには業界で大きな影響力を持つ吉本との関係を改善しなければならないが…。

「宮迫サイドは今回の報道には吉本の息がかかっていると判断している。これまで宮迫はアンチやマスメディア、芸人仲間に苦言を呈すことはあっても、古巣の吉本には配慮していた。3月にフライデーで吉本の大崎洋会長が宮迫をコキ下ろした時も黙っていた。ところが今回は言葉を選びながらも反論。さすがに黙っていられなかったのでしょう」とはテレビ関係者。芸人の間でも同情論が巻き起こっているという。

 テレビ界のみならず、ユーチューブ業界からも宮迫を干そうとする吉本上層部の恐ろしさ。ボロボロの宮迫が反論したことで、両者の冷戦は次のステージに突入したようだ。