お笑いコンビ「アンジャッシュ」渡部建(48)が「週刊文春」に〝多目的トイレ不倫〟を報じられてから、11日でちょうど1年が経過した。この報道により芸能活動休止に追い込まれたが、渡部本人もまさかこんなに長く謹慎しなくてはならないとは、思ってもいなかっただろう。しかし1年が経過しても、復帰の見込みがますます立たなくなっているのが現実だという。

 渡部の〝多目的トイレ不倫〟は、昨年6月11日の「週刊文春」に報じられた。所属事務所である人力舎はその報道に先立って、同9日に渡部が芸能活動を自粛すると発表した。

 テレビ局関係者は「今のところ復帰する予定は全くない。イメージダウンがひどすぎて、少なくともテレビ局は使えない」と指摘。昨年暮れにシレッとテレビで復帰しようとしたが、それも失敗に終わった。

 渡部は昨年11月、大みそか放送の日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!」にサプライズ出演すると報じられた。これを受ける形で12月3日に謝罪会見を行ったが、〝フルボッコ〟と言われるほどの公開処刑状態になって失敗。結局「ガキの使い」への出演はなかった。

 今年に入ってからも、同じく日テレ系のバラエティー番組「行列のできる法律相談所」のゴールデンウイーク特番で復帰すると報じられたが、これも結局実現しなかった。

 2月に発覚した“豊洲バイト”も逆効果だった。勤務先の店舗が妻・佐々木希と親交があると報じられたため、ことあるごとに妻の名前も出てしまったからだ。

「佐々木の所属事務所はカンカン。豊洲でアルバイトしただけで妻の名前が出たとなると、復帰する際にはもっと出る。妻に迷惑がかかることも、復帰を遠ざけている要因だ」(同)

 渡部本人のプライドの問題もある。テレビ復帰が無理ならば、人力舎主催のお笑いライブで相方の児嶋とアンジャッシュで出ればいい。とある芸人仲間が渡部サイドにそう進言したというが…。

「事務所主催のライブならば、スポンサーのことは気にしなくてもいいし、観たい人だけが観ればいい。ウジウジしているのだったら、批判覚悟で舞台に上がってしまって、そこから再び始めればいい。しかし、それも実現していない。ガラスのハートなので、これ以上傷つきたくないのかもしれません」(事情を知る関係者)

 あれから1年…。いまさらながら〝多目的トイレ不倫〟のダメージは大きすぎた。