自民党総裁選で岸田文雄前政調会長が29日、新総裁に選出された。

 国民的な人気が高いとされる河野太郎規制改革相は、岸田氏と決選投票にもつれこんだものの、87票差もの大差をつけられて惨敗した。

 今回、あらわになったのは、河野氏の国会議員票の想像以上の少なさだ。

 1回目の投票でトップに立ったのは岸田氏の146票。2位に続いたのは高市早苗氏の114票で、河野氏は86票しか獲得できなかった。これほど自民党内で不人気ならば、党員・党友票でリードしても、国会議員票が重みを持つ決選投票で勝てるはずがない。

 そのため、ツイッター上では、河野陣営についた〝党内不人気の筆頭〟石破茂氏になぞらえ「石破化(常に有力候補にはなるけど結局なれない)していきそう」「二代目石破茂」「石破化して総理の目が消滅」などと揶揄されている。