DDT15日の東京・大田区総合体育館大会でKO―D無差別級王者・遠藤哲哉(27)に挑戦する「KING OF DDT」覇者の竹下幸之介(24)が9日、唯我独尊の防衛ロードを予告した。

 都内で行われた全体会見で「竹下対遠藤というのは世界に誇るカードだと思っている。ちょっと次元の違う戦いが個人的にはしたい。プロレス界全体で見ても、別格だなっていう試合をするつもり」と豪語。若きエースの風格を漂わせた。

 24歳ながら団体最高峰の同王座を3度獲得し、連続防衛記録「V11」も樹立した。それでもベルトへの情熱を失わないのは、明確な今後のビジョンがあるからだ。「ここ最近、モチベーションという意味ではセンダイガールズとの対抗戦だったり、青木真也戦であったり、異種なもので満たされていた。チャンピオンとしてそれをできたらもっと面白くなる」。戴冠後は団体やキャリア、性別を問わず幅広い挑戦者との防衛戦を熱望する。

 過去の王者時代は強さの証明をテーマにした。だが今回は「自分のフェチズムを満たす戦いをしたい」。団体のカラーである自由な戦いを王座戦で実践することを目標に大田区決戦に向かう。