【サウスカロライナ州グリーンビル9日(日本時間10日)発】WWEのロウ大会が行われ、WWE女子タッグ王者のカブキウォリアーズ(アスカ、カイリ・セイン)が、“ザ・マン”ことロウ女子王者ベッキー・リンチ(32)と前スマックダウン(SD)女子王者で女王様ことシャーロット・フレアー(33)の挑戦を受けることになった。

 この日、カブキウォリアーズはベッキーと2対1対ハンディキャップ戦で激突。アスカは開始から「テメー! なめてんじゃねえぞ!」と叫びながらヒップアタックを放つと、カイリもスリーパーで絞め上げてベッキーを追い込んだ。

 数的に不利なベッキーは、ラリアートから2人をまとめてダブルDDTで蹴散らすとカイリのインセインエルボー、女帝のアスカロックを巧みに回避する。さらには2発目のインセインエルボーも剣山で迎撃し、カイリにディスアーマー(腕固め)。何とかアスカがカイリの足を引っ張り脱出させる。

 最後は勝負を決め切れずにイラつき始めたアスカが、ベッキーにイス攻撃を見舞った瞬間に反則負け。それでもカイリは場外への机上インセイン弾でベッキーをテーブルごと粉砕。2人はバックステージでシャーロットにまで暴行を加えた。

 この抗争により年内最後のPPV大会「TLC」(15日、ミネソタ州ミネアポリス)でのベッキー、シャーロット組のタッグ王座TLC戦が電撃決定した。

 アスカは「おーい、やったったで! 誰が女王やねん。ラダー、チェア、テーブルなんでもやってやろうやんけ!」とシャーロットを挑発すると、カイリは「真っ二つですよ。テーブルごと桃太郎のようにパッカーン!」と不敵にもベッキーに宣戦布告を放った。

 カブキウォリアーズ対ベッキー、シャーロット組のWWE女子タッグ王座TLC戦が行われるPPV大会「TLC」は、日本時間16日にWWEネットワーク(日本語実況あり)でライブ配信される。