今夏の東京五輪に臨むサッカー男子、森保ジャパンの最終登録メンバー18人をめぐるサバイバルが最終局面を迎える。

 日本サッカー協会の反町康治技術委員長(57)が6日、オンラインで記者会見し「7月の5日から(U―24代表)活動に入る予定なので6月中に(五輪メンバーを)アナウンスすることになるでしょう。IOC(国際オリンピック委員会)の(選手登録)期限の前に選手に伝えないと。準備などもあるので」とし、6月下旬にはオーバーエージ(OA)枠の3人を含めたメンバーを決定するという。

 五輪代表となるU―24代表は、6月5日、同12日に強化試合(対戦相手未定)を行う予定となっている。メンバー発表前、最後の活動となることから、反町委員長は「最終選考? そうでしょうね。活動が限られている中、最後の選考と思っていただいていい」とし、サバイバルの最終舞台と位置付けた。

 五輪代表はスペイン1部ヘタフェのMF久保建英(19)やドイツ1部ビーレフェルトのMF堂安律(22)らを擁して、金メダルを狙っているが反町委員長は「8月の決勝に向けて6月(の活動)が大事になる」と、さらなるチーム強化と選手選考を加速させていく方針だ。