スペイン1部レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が来年1月にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する同国代表FWキリアン・エムバぺ(22)の獲得を示唆した。

 8月31日が締め切りだった夏の移籍市場でエムバペの獲得に乗り出していたRマドリードは移籍金1億8000万ユーロ(約232億2000万円)を提示するもPSGに拒否されている。そこで契約満了となる2022年6月末の6か月前から交渉や仮契約が可能となることからRマドリードは来年1月のエムバペ獲得を目指すという。

 スペイン紙「マルカ」は、ペレス会長が「1月にエムバペのニュースがある。1月1日にすべてが解決されることを願っている」と注目発言したと報道。その後、ペレス会長は「RMCスポーツ」の取材に「エムバペについて私の言葉は誤解されいる。私が言ったことは解決策を見つけるために来年まで待たなければならないということです。私たちが良い関係にあるPSGをいつも尊重している」とコメント。明確な獲得の時期について、ぼかしたという。

 仮にRマドリードが来年1月にエムバペの獲得へ動いたとしても、移籍金は発生する。契約の残り期間が6か月以下となるため、一般的な移籍金の半分から3分の1が相場となるが、再びPSGが固辞する可能性は高い。そうなれば、クラブ間の因縁が深まり、エムバペへの風当たりも強まるため、ぺレス会長も相手を刺激しないように慎重になっているようだ。