東京五輪で銀メダルを獲得した女子バスケットボール日本代表がアジアカップ(27日開幕、ヨルダン)で戦う〝日韓戦〟を前に、韓国で決戦ムードが高まっている。

 日本は東京五輪で大躍進を遂げた後、初の国際大会となるアジアカップに臨む。そうした中、1次リーグA組で宿敵と戦うことになり、韓国では注目度が高まっている。

 韓国メディア「ジャンプボール」は日本チームを特集。「日本の女子バスケットボール代表チームが10日からトレーニングキャンプに突入した」と合宿や強化試合などを詳しく伝えている。

 東京五輪での日本の快進撃にも改めて注目。「銀メダルを獲得した日本は、すでにアジアを越えて世界的なレベルに達している。日本の最大の強みはスピードと敏捷性だ。また、前のポジションの選手が遠めからのシュート能力を有している。これをもとに、東京五輪では欧州の強豪を相次いで倒して世界のバスケットボール大国の仲間入りを果たした」とその実力を称賛した。

 そのうえで同メディアは「今回のアジアカップで大会5連覇を目指す日本は韓国、ニュージーランド、インドと同じA組になった。我々の立場としては、日本を相手に真剣勝負を繰り広げるのを見ることができる良い機会になる」と格上にあたる日本とのガチンコ勝負に注目度が高まっている。
 日韓戦は1次リーグ最終戦の29日に行われる予定。激しい試合となりそうだ。