国内ゴルフの「デサントレディース東海クラシック」2日目(21日、新南愛知CC美浜C=パー72)、8位から出た渋野日向子(20=RSK山陽放送)は4バーディー、2ボギーの70とスコアを伸ばしたものの、5アンダーの20位に後退した。首位は申ジエ(31=韓国)で13アンダー。

 2つスコアを伸ばして迎えた9番パー4、渋野が第1打を大きく左に曲げると、これがギャラリーの男性の背中を直撃した。

 男性にケガはなく、渋野が謝罪し、その場でサインボールをプレゼントすると大喜び。「ボールをあげても、どうにもならないんですけど『ありがとうございます。頑張ってね』と言ってくれました。殺人ボールを打ったのに怒りもせずで、申し訳ないです」と振り返った。

 このホールをボギーとすると、続く10番パー4も13メートルから3パットのボギーと失速。。10番の2打目は残り107ヤードで「その距離から、あそこに乗せて、3パットするか?って感じでした。中途半端なスイングをしてしまいましたね」。チャンスをつくらなければいけない場面からのボギーを悔やんだ。

 終盤に2つのバーディーで巻き返したが「初日ほどの楽しさではなかったかもしれないですね。ゴルフの内容も内容なので」。首位との差は6打から8打に広がり、今大会での優勝&獲得賞金1億円突破はかなり難しい状況となった。