【テキサス州マッキニー14日(日本時間15日)発】米男子ツアー「AT&Tバイロン・ネルソン」(TPCクレイグランチ=パー72)2日目、先月の「マスターズ」でメジャー初制覇して以来の試合となった松山英樹(29=LEXUS)は5バーディー、3ボギーの70で通算6アンダー。順位を54位から53位に上げた。小平智(31=Admiral)は71で回り、同じく通算6アンダー。首位は通算17アンダーのサム・バーンズ(24=米国)。

 スタートの10番パー4はアプローチを寄せきれずにボギー発進。それでも11番は3メートルを決め、12番パー5は3打目でスピンを利かせたアプローチで1メートルにつけて連続バーディーを奪う。

 だが13番パー4で2打目をバンカーに入れてボギー。15番パー3は6メートルを沈めてバーディー。難易度が最も高い16番パー4は2打目がグリーンをショートしてボギー。18番パー5はアプローチをきっちり寄せてバーディーと、前半はパーが2つだけと出入りが激しいラウンドとなった。

 後半は一転してバーディーが6番のひとつだけとなったラウンドを「風が昨日よりもコースを難しくさせた」と振り返る。

 この日はフェアウエーを外したのは一度だけながら、3つのボギーはすべてティーショットでフェアウエーキープしたホールというのがもったいなかった。

 首位と11打差でカットラインぎりぎりでの予選通過でもツアーがラウンド後のコメントをリリースするのは「マスターズ」覇者としての注目の証し。それに応えるためにも「週末はバーディーをたくさん取れるようにしたい」の言葉を現実にしたい。