パラ・ゴールボール天摩「目標は金メダル」

 日本ゴールボール協会は30日、今夏のパリパラリンピックの女子日本代表内定選手を発表し、青森県八戸市出身の天摩由貴選手(33)=エイト日本技術開発=が選ばれた。主将として出場し、銅メダルを獲得した2021年の東京大会に続いて4度目のパラリンピック出場となる。

 天摩選手は協会を通じ、「パラリンピックという最高の舞台に再び立てることをうれしく思うと同時に、身が引き締まる思い。目標は金メダル獲得。一人一人が自分の役割を果たし、それが全てかみ合ったとき、つかみ取れると信じている。全て出し切ったと言えるように、一日1分を大切に万全の準備を整えていく」とコメントを寄せた。

 ゴールボールは視覚障害のある選手を対象に誕生したパラリンピック特有の競技。1チーム3人が鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、味方ゴールを守りながら、相手ゴールを狙って得点を競う。選手全員が障害の程度の差が出ないよう目隠しを着けて競技する。

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