青森ワッツPOで西地区首位・滋賀を撃破 準決勝へ王手/バスケB2

【滋賀レイクス-青森ワッツ】第2クオーター、青森ワッツの池田(12)がファウルを受けながらシュートを決め、52-42に。
【滋賀レイクス-青森ワッツ】第4クオーター残り1分33秒、値千金の3点シュートを決めたハミルトン(左)と喜びを分かち合う選手たち=滋賀ダイハツアリーナ

 プロバスケットボールBリーグ2部(B2)東地区4位(ワイルドカード上位)の青森ワッツは3日、大津市の滋賀ダイハツアリーナで開かれたプレーオフ準々決勝(2戦先勝方式)第1戦で、西地区を制した滋賀レイクスと対戦した。滋賀の猛追を振り切り88-84で勝利、準決勝進出に王手をかけた。Bリーグ発足後、プレーオフ初勝利。

 第1クオーター(Q)に相手の隙を突いて、PG池田やSFホールらを中心に果敢に3点シュートを放ち、このQだけで6本を沈めるなど大量得点を挙げた。第2Qは、より強度を上げた守備で相手のミスを誘って好機をつくると、PFアウダら外国籍選手が体を張って加点。55-45と10点差で折り返した。

 第3Qに入ると、ゾーンディフェンスを敷いてギアを上げた滋賀に対し、ワッツは対応が後手に回って序盤から連続失点。一時逆転を許したがその後は持ち直した。

 わずかなリードを保って迎えた第4Q、序盤に滋賀のC・PFバーレルが豪快なダンクを決めると、この日4千人を超える相手ブースターの熱気は最高潮に。それでもワッツは漂うアウェーの雰囲気をはね返し、81-78で迎えた残り1分33秒、SF・PFハミルトンが値千金の3点シュートを決めて突き放すと、最終盤に得たフリースローもハミルトンとホールが丁寧に沈め、勝利を確実にした。

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