話題作への出演が続く高梨臨。“仕事と家庭の両立”で心がけていることとは?

虐げられる妻が憎たらしい夫を徹底的に陥れる戦慄のドラマ「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」(毎週火曜深夜24時30分)がスタート!
三田たたみ原作・アップクロス作画「夫を社会的に抹殺する5つの方法」をドラマ化。
主人公の美咲(高梨臨)が、最愛の息子の死をきっかけに、モラハラ夫・透(栁俊太郎)に社会的な制裁を与える痛快な復讐劇。美咲は透に思い切りぶつかる中で自他と向き合い、やがて人生を見つめ直していく…ただの復讐劇ではない“再生”の物語をおくる。

夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」スタート!

【動画】前作「夫を社会的に抹殺する5つの方法」期間限定配信中!


【あらすじ】
漫画家を目指していた日野美咲(高梨臨)は、敏腕マンガ編集者の夫・透(栁俊太郎)と5歳の息子・優斗と3人で幸せに暮らしていた。重度のアレルギーを抱えた優斗の子育てに日々、奮闘する美咲。ある日、美咲は透に優斗を任せ、ふと外出先から見守りアプリを見ると、優斗が胸を押さえて苦しみ悶えていた。側にいる透は慌てるばかりで何も出来ない。慌てて帰宅した美咲は、透から発せられた思いがけない一言に驚愕する…。

高梨臨
「テレ東プラス」は、話題作への出演が続く主演の高梨臨を、クランクイン前にインタビュー。作品の見どころはもちろん、俳優業に対する思いからプライベートまで、話を聞いた。

高梨臨

美咲の復讐を爽快に感じていただけるのかなと思います


――Season1は、見逃し配信の再生数(1週間)が、全話100万回(※ビデオリサーチ社調べ)超えを果たした話題作。今回もかなり衝撃的な内容ですが、脚本を読んだ感想は?

「ドラマチックな復讐劇で、Season1も知っていましたが、まずタイトルのインパクトが強すぎますよね(笑)。裏切られた美咲が復讐にとらわれて、だんだん変わっていく姿は怖くもありますが、それと同時に、視聴者の皆さんが面白く感じるところでもあるのかなと思います」

――美咲は、夫の透と息子と暮らす専業主婦。透の不倫、そして息子の死が引き金となり、復讐に走ります。愛していた夫に復讐するという感情について、どのように解釈しましたか。

「愛って、憎しみにも変わりやすいと思うんです。裏切られた上に愛する息子を亡くして、透への想いが恨みに変わってしまうというのは、私自身にそこまでの経験はないですけど、共感しますし、理解できます」

高梨臨
――モラハラ夫・透を演じる栁俊太郎さんの印象は?

「栁さんとは以前共演したことがありますが、向かい合って一緒にお芝居するのは今回が初めてです。雰囲気があって魅力的な方ですし、そのオーラでスタイリッシュな透を演じてくださるだろうなと。2人でアイデアを出しながら、作っていきたいですね」

――Season1では、夫が会社での信用を失うように仕向けたり、過去の悪行を暴いたりと、復讐の過程がとてもリアルでした。Season2はどのような復讐劇になりそうですか?

「大手出版社の敏腕編集者である透は自分の社会的な地位が一番大事な人間で、美咲が夫の痛いところをグサグサと刺して、じわじわと追い詰めていきます。そんな美咲の復讐を爽快に感じていただけるのかなと思います」

夫とは、お互いに、“頑張ろう!”“頑張れ!”と励まし合うような感じです


――新年一発目は主演ドラマがスタート、去年も数々の話題作やバラエティー番組に出演し、大活躍だった高梨さん。この現状をどう捉えていますか?

「2023年を振り返ると、よく働いた一年だったなと思います。同時に、あっという間に時が過ぎていき、改めて“役者の仕事が好きだ”と実感した一年でもありました。作品ごとに勉強になることがたくさんあり、もっともっと勉強し続けたいと思いました」

――どんな時に「役者の仕事が好き」と感じるのでしょう。

「若い頃は、セリフを覚えて現場で演じる、それだけでいっぱいいっぱいでしたし、“役のことを深く理解できていなかったかもしれない”と反省することもありました。そういう意味ではまだまだ足りない部分もありますが、最近は真剣に取り組めば取り組むほど演じるのが面白いし、出来上がった作品を楽しんで観られるようになりました。

また、ある作品でご一緒したスタッフさんと別の作品でお会いできた時も、ものすごくうれしくなりますし、改めて“あー私、やっぱりこの仕事が好きなんだな”と感じさせてくれる瞬間でもあります。こういう感覚は、作品を重ねていくことで得られるものだと思うので」

高梨臨
――今回の美咲もそうですが、高梨さんは最近、いわゆる“サレ妻”の役が続いていますよね。ご本人としてはどのように受け止めていますか。

「そうですね。前作の『単身花日』と今作で、2回連続で不倫される妻を演じているので、たしかに『かわいそうな私…』とは思います(笑)。ラブサスペンスというジャンルは、私の周りでも観ている人が多いですし、一度観たら止まらなくなる面白さがありますよね。今回の『オトサツ』もそうですが、作品として、皆さんに楽しんでいただけるのは俳優としてもうれしいので、純粋に自分も楽しみながら演じています」

――作品が続いていますが、プライベートの時間は、どのように過ごしていますか?

「今は、仕事とプライベートのバランスがちょうど良い感じだと思っています。ドラマに入ると集中して、終わると時間ができて思い切り休めるので、そういう働き方の方が自分に合っているような気がします。
休みの日はお酒を飲みに行ったり、早起きしてゴルフに行ったり、走ったりすることが多いですね。そういう時間を過ごすことで、たいていのことはリセットできます」

――仕事と家庭の両立で心がけていることは?

「夫(槙野智章)の方がもっと忙しくて、全然家にいないんですけど、犬のお世話や家事など、夫婦で協力しながら、お互いにできることはサポートし合って生活しています。心がけていることは、いつでも夫への感謝の気持ちを忘れないように…。それぞれが仕事に打ち込む時は、お互いに、“頑張ろう!”“頑張れ!”と励まし合うような感じです」

――2024年はどんな年にしたいですか。

「今は仕事をして、プライベートではゴルフをしたり、友達と遊んだり、旅行に行ったりとわりと好きなことができているので、同じペースでやっていけたらうれしいですね。役者としては、もっと成長できるように努力して、さまざまな役にチャレンジしたいです。まずは『オトサツ』を、皆さん楽しんでください」

【高梨臨 プロフィール】
1988年12月17日生まれ。千葉県出身。2008年、映画「GOTH」でデビュー。ドラマ「花子とアン」(NHK)、「恋がヘタでも生きてます」(読売テレビ)、大河ドラマ「西郷どん」(NHK)、「バツイチがモテるなんて聞いてません」(MBS)、主演映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」(2012年公開)、ドラマ「VIVANT」(TBS系)他、多数出演。
Instagram:@rintakanashi_official

(取材・文/伊沢晶子)
※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。
x
x