日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー！ そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ？」（月曜夜6時25分～）。今回のテーマは「ピリッとコク旨！特製ご当地グルメYOU仕立ての激うまフルコース！ワケあり親子の愛を添えてSP！」。ご当地グルメを食べまくるYOUが続々登場する95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか？

（2017年6月12日放送）

関西国際空港で声をかけたのは、UAE（アラブ首長国連邦）から話題のスイーツを食べまくりに来たアリフさん（34歳）。3カ月間、毎日ジムに通ってダイエットに励んだというアリフさんは、スイーツ男子には見えないストイックなイケメンだが、ドバイでも甘いものを食べまくっているという。今回も、ドバイで話題になっているという世界一のスイーツを食べるために来日した。それは、日本の「チーズケーキ」！

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「ドバイやアメリカでもチーズケーキを食べたけど、それとは味も見た目も全く違うみたいなんだ。跳ねるチーズケーキらしい。UAEでもスゴい話題になっているんだ」と、情報を教えてくれた。…にしても、跳ねるとはいったい…？


話題のスイーツの写真を見せてくれたが、ただ東京のお店ってことくらいしか情報がない。が、東京じゅうを歩き回って絶対に見つけるさ、とヤル気満々だ。一緒にスイーツを見つけに行きたいとお願いすると、「一緒に探そうぜ！」と快諾してくれたので密着決定！


1週間後、新宿で合流。さっそく東京じゅうを探そうとした矢先、アリフさんが「東京じゃない」と言い出した。

店は東京にあると思い込んでいたが、どうやら大阪にしかないらしい。「だから今から大阪に行くよ。一緒に大阪に行ってくれるだろ？」と強引なアリフさんに付いて、早々にまた大阪（なんば駅）へ向かうことになった（笑）。


そんなアリフさんがスイーツ好きになったのは、10歳の頃。母親が買ってくれたアイス専門店のキャラメル味に衝撃を受けたのがきっかけだった。きょうだいから”甘党“とからかわれてもお構いなし。銀行員として働くオフィスの引き出しは、常にチョコレートがいっぱいだ。

特にチーズケーキには目がなく、世界各国で食べ歩いているんだって。かつて大阪でも人気のチーズタルトやスイートポテトを食べた経験があり、「UAEでは誰もが日本のスイーツが世界一って言ってるよ」と、日本の味を絶賛。素材の甘さを大切にしているところが気に入っているそうだ。


さて、商店街を歩いているうち、大行列のチーズケーキ屋さんを発見したアリフさん。スマホに向かってアラビア語で話しかけたと思ったら、どうやら友だちに跳ねるチーズケーキ店はここかと確認しているようだ。それは、関西人なら誰もが知るチーズケーキの名店『りくろーおじさんの店』だった！


ドバイでも話題騒然の“跳ねるチーズケーキ”とは？ とにかく行列に並び、店内をのぞき込んでいると、他のYOUたちも集まってきたので、自分はこのために大阪まで来たと力説する。そしてついに1ホール（965円※2017年当時の価格）を購入し、すぐにイートインスペースで開封。

チーズケーキを取り出し、「これは美味そう」と目を輝かせたあとは、机ごと揺らして跳ねるチーズケーキの撮影を始めた。


…ところが、なかなかうまく撮れない。というわけで、担当カメラマンがプロの技術を駆使し、跳ねる様子を撮影！ シートを剥がしたりケーキカットをしたりして、見事にプルンプルンする様子を動画で撮影することができた！ アリフさんは、「こんなに揺れるチーズケーキ見たことある？ 普通チーズケーキってもっと固いものだろう？ これは綿みたいだ」と驚くばかり。

そして「まるで雲を食べているみたいだ」と、夢中で食べ続けた。

ところで、なぜチーズケーキが跳ねるのだろうか？ 秘密は、湯せんで蒸し焼きにすること。生地に水分が加わり、ふっくらして跳ねる仕上がりになるという。このタイプは日本が発祥で、“ジャパニーズチーズケーキ”と呼ばれているそうだ。こちらのお店では、行程が目の前で見られるため、跳ね具合がSNSで話題を呼び、YOUたちに拡散されたという。


アリフさんは、5分ほどで1ホールを完食！ お店宛てに「どうかドバイにも1店舗作ってください」と要望メッセージを書き、ポストに投函したところで密着は終了。アリフさんは、「噂どおり世界一の味だったよ」と太鼓判を押しつつ、「だけど甘いものを食べ過ぎたから、明日はジムに行ってくるよ」と、トンボ帰りで東京へ戻るのだった。アリフさん、願いが叶うといいね！