【漫画】抱きしめて欲しいのに誰もいない時「してみて」自分で自分を癒やす方法に「私もやってみる！」「意外と良かった！」の声を共有

「癒やされたい時」「1人でどうしようもない夜」「憂鬱な日」を乗り越えるために読んで欲しいのがFuki(@fuki_ii)さんが描く『コンビニ店員と深夜ラーメン』だ。バイトの先輩の裏アカウントに自分の悪口が書かれていて落ち込んでいた帰り道、見ず知らずのコンビニ店員に優しい言葉をかけられて思わず涙してしまう主人公。

コンビニ店員のステキなアドバイスに読者からは「自分を大事にできた気がする！」「意外と効果ありました！」と話題を呼んでいる。今回は、Fukiさんに本作の制作秘話を聞いてみた。

――表向きは仲が良かったのに、裏では悪口を叩かれていた主人公。バイトだけでなく、友達関係でもよくあることだと思います。本作にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか？

人の本音や悪口を聞いてしまった時ってショックじゃないですか…。自分自身の自信というか、自己肯定感が揺らぐと思うんです。そんな時に他人の評価を気にしないで、自分を大事にする話を描けたらいいなと思って描きました。

――本作の大きなポイントであるコンビニ店員のアドバイスに「やってみます！」「効果ありました！」というようなコメントがたくさんありました。これは、どのように思いついたのですか？

ハグが精神的に良いということは漠然と知っていたので、「これって一人でも効果あるんじゃないかな？」と思って調べたことがきっかけです。この作品を描いたことで、私もセルフハグの存在に気付きました！

――「コンビニ店員さんと友達になっちゃえ！」というコメントもありましたが、2人のその後の展開など、イメージはありますか？

主人公がコンビニで買い物するたびに会話するようになって、ゆくゆくは2人で遊びに行くくらいの仲になったらいいなぁと思います！

――今回は合わせて「在宅ワーク夫婦」をご紹介します。簡単に紹介をお願いします。

今回は「結婚して3年目の夫婦」と「出会い編」があります。「漫画家と3Dデザイナーが、3D素材のやり取りをする」という関係から始まった2人。そのきっかけになったが「出会い編」です。その後、結婚して3年目の夫婦は短編で描いています。時間の経過とともに、お互いの関係性も伝わればいいなと思います。

――こちらの続編はありますか？

現在、出会い編の後をゆっくりではありますが描いています。遅筆なので頑張ります...！「漫画家と3Dデザイナーが、3D素材のやり取りをする」という完全に仕事モードな関係ですが、実は3Dデザイナーである学は美千香のことが好きで、なんとか仲良くなりたいみたいな下心が下地にあります(笑)。漫画家の美千香は、完全にお仕事としての関係だと思っているので、そのモダモダ感を描ければなと思っています。

誰しも1人で寂しい夜はある。そんな時、「自分で自分を大切にできているか」思い返してみるきっかけを与えてくれる漫画だ。読み終わった後は、ラーメンを買いに走ろう。

取材協力：Fuki(@fuki_ii)