【漫画】不死身のヤンキーが“悪役令嬢”に転生!?前代未聞の異世界漫画が面白い

東京ウォーカー(全国版)

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近年、漫画やアニメなどの作品で人気ジャンルとなっている「悪役令嬢」もの。古くは童話などで主人公を虐げる役回りのキャラクターに主人公が「転生」し、悪役として破滅する運命を打ち破っていく姿が反響を集める。さまざまな作品で個性豊かな悪役令嬢が描かれることでも人気だが、その中でも、これまた漫画では定番の「ヤンキー」が転生する、二大ジャンルを掛け合わせた作品に注目が集まっている。

“悪役令嬢”に転生したのは現役の“ツッパリ”!?二大ジャンルの組み合わせが生み出す化学反応に反響赤信号わたる / キルタイムコミュニケーション


「死んだぜ」出オチではじまる異世界転生。悪役令嬢×ヤンキーの化学反応が話題に

『オヤジが美少女になってた話』(双葉社)などの作品で知られる漫画家の赤信号わたる( @GoAkashin )さん。4月、自身のTwitterに「ヤンキーが悪役令嬢になった話」として投稿した作品が、2.4万件を超えるいいねとともに「めっちゃ面白い」「展開がスピード感あっていい」と多くの反響を呼んでいる。

【漫画】「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」第一話を読む赤信号わたる / キルタイムコミュニケーション

暴走族「暗永遠熱斗(アントワネット)」の頭を張るヤンキー、岩馬竜二(がんばりゅうじ)。“不死身の竜二”の二つ名を誇る竜二が、猫を避けてバイク事故で1ページ目に死んでしまうという衝撃的な展開から物語ははじまる。

「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」第一話(14/35)赤信号わたる / キルタイムコミュニケーション

目が覚めると、自分がドレスをまとった「マブいスケ」になっていた竜二。妹が読んでいた絵本にあった“悪役令嬢”エリザになってしまったと気付いた竜二は、「クソじゃねーか」と、陰謀を巡らせる令嬢の側近を鉄拳制裁。令嬢の豹変に逃げ出す側近だったが、エリザ=竜二は荒馬を単車代わりに追いかける。

「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」第一話(23/35)赤信号わたる / キルタイムコミュニケーション

竜二のいた現代と違い、この世界には魔法があり、追いすがるエリザを攻撃魔法が襲う。だが荒事を経験してきたエリザはそれを物理的に振り払い、素手喧嘩(ステゴロ)魔法で見事に成敗。

その時、脳裏に、妹の読んでいた絵本のビジョンがよぎる。側近を倒しても、悪役令嬢としての自分の死は回避できていないことを悟ったエリザ。だがエリザは「王でも運命でもかかってこい!」と、ヤンキーとして「異世界制覇」を決意するのだった。

「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」第一話(34/35)赤信号わたる / キルタイムコミュニケーション


「今、自分がヤンキー漫画を描いたら」から生まれた“ベストマッチ”

本作は、赤信号わたるさんが「コミックヴァルキリー」で連載中の作品『ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊』の第一話。今年4月には単行本第一巻が発売され、異世界で悪役令嬢「エリザ」となった竜二が、ツッパリ魂そのままに快進撃を続ける姿が描かれている。

今回、ウォーカープラスでは本作の反響を受け、赤信号さんにインタビューを実施。二大ジャンルを題材にした作品がうまれた背景や、漫画制作の舞台裏を訊いた。

――「悪役令嬢もの」と「ツッパリ漫画」という二大ジャンルを掛け合わせたインパクト大の本作ですが、アイデアはどんなところから生まれたのでしょうか?

「元々ヤンキー漫画が好きで家でも読んでいたのですが、ふと今の時代にもし自分が描くならどうなるかなと考えた時に、一見関連性のなさそうなジャンル同士をくっつけたら面白くなるのではないかと考え、この作品の冒頭が浮かびました」

――作中には数々の不良漫画へのリスペクトやオマージュを感じる場面があります。赤信号さんも、もともと不良漫画を愛読されていたのでしょうか?

「そうですね。昔、従兄弟の家に遊びにいった時に当時、少年サンデーの『今日から俺は!!』を読ませてもらったのが本当に面白くて、それがキッカケで他のヤンキー漫画も読むようになりました」

「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」第一話(24/35)赤信号わたる / キルタイムコミュニケーション

――インパクト大の第一話から、その後も熱量が増す展開です。本作を作る上で特にこだわっている点、大事にしている部分はどんなところですか?

「ヤンキーは今の時代嫌われがちな存在ですが、彼らのエネルギッシュさは異世界なら発揮し放題なので、とにかく主人公の好きなようにやりたい放題やらせちゃえと思って描いてます。また、ヤンキー文化は令和の若者世代にとってはある種、ファンタジーのように感じる部分もあると思うので、そこを上手くギャグに変換できたら面白いかなと思ってます」

――異世界でもツッパリを突き進むエリザの今後が楽しみです。楽しみにしている読者に向けて、メッセージをお願いします。

「まずヤンキー悪役令嬢を楽しみにしてくださってる皆さんありがとうございます!!主人公のエリザは作者の僕も止められないくらいのエネルギーを持ったキャラなので、エリザがどこまでいけるのか一緒にワクワクしながら追っていけたらと思ってます。夜露死苦!!」

取材協力:赤信号わたる(@GoAkashin)

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