サウナもサブスクの時代に突入 月額1万6800円でととのいまくれるサウナとは?

東京ウォーカー(全国版)

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“職場”から徒歩0分のサウナ

サウナ好きを公言する人は週に数回、中には毎日あるいは1日に2回以上サウナに行くという。サウナの気持ちよさを体感すると、頻繁に足を運びたくなるが、そこで立ちはだかるネックの一つが料金だ。街の銭湯でも入浴料500円にサウナ代をプラスする施設が多く、頻繁に行くとそれだけお財布にも響く。そんな中、なんと月額1万6800円でサウナ通い放題があるという、おいしい話が!さっそく調べに行ってみた。

都内12カ所+神奈川+大阪、福岡のコワーキングスペースが使いたい放題

【写真】セルフロウリュもできるサウナ

東京・日本橋、人形町駅から徒歩7分のところにあるコワーキングスペース。「goodoffice」は都内に12カ所、神奈川、大阪、福岡にも拠点を持つ。会員に送られてくるエントランス開錠情報で、自分で開けて中に入る。

コワーキングスペース

一歩中に入ると、シンプルなインテリアで、フリーデスクで仕事や勉強などができる空間が広がる。もちろん、Wi-Fiや電源を完備していてパソコンやタブレット、スマートフォンなどを使った作業が自由にできるようになっている。会員であれば、24時間(一部店舗のみ)365日、全店自由に利用できる。フォンブース(一部施設は有料)もあり、音声通話が必要な作業も安心だ。最寄駅から徒歩1~7分というアクセスのよさもうれしい。

サウナエリアにある“ととのいスペース”

最大3時間までの都度利用は2640円だが、月利用で月額1万6800円が断然お得。全店利用可能で、パソコンさえあればいつでも仕事がしやすい環境が手に入ると考えれば、かなり手ごろ。フリーランスや自営はもちろん、在宅ワークが増えている中、自宅で仕事スペースを持っていない人や、オンオフを切り替えたいという人などにもこうしたスペースは活用されている。時間で切り上げるのが難しい仕事や、仕事場として日々利用したいというときには、月額で時間を気にせず使えるのはありがたい。また、都内であれば、有楽町、品川、渋谷など、拠点が多いのでその日の気分で場所を変えたり、仕事での移動に合わせたりして選べるのもいい。

コワーキングスペースの付属施設としてサウナも使い放題

自分で水をかけて蒸気を発生させる“セルフロウリュ”ができる

そして、ここからが本題。この「goodoffice」日本橋には「グッドサウナ」が併設されている。コワーキングスペースに併設された施設ということで、なんと、コワーキングスペースの月額利用料で自由に使えるのだ。サウナといえば、1回の利用に数千円かかることも少なくない。それが月額1万6800円で自由に使えるのだから驚く。最大3時間2640円でサウナだけの都度利用も可能なので、とりあえず試しに体験してみるのもいい。

暗めの照明でリラックスできるサウナ室

そんなわけで気になるのはサウナがどんなものか体験してみた。サウナはコワーキングスペースの奥にある。日曜日と月曜日がレディースデー、他の日が男性用となる。注意したいのは、サウナは時間予約が必要ということ。1回の予約で1~3時間利用が可能となる。

ロッカースペースに冷水器がある

コワーキングスペース奥の暖簾をくぐるとをサウナエリア。休憩スペースと更衣室のロッカーが現れる。水分補給用のウォーターサーバーも完備されている。ロッカーで着替えたらサウナへ。サウナスエリアはコンパクトながら、サウナ1室と2つの水風呂、休憩用の“ととのい椅子”を完備している。

サウナマットもある

サウナマットが置かれているので、こちらを持ってサウナへ。サウナは、7名は余裕で入れる広さ。昨今、距離を取って入るのが当たり前になっているので、4名ぐらいがちょうどいい感じといったところか。サウナ室の温度は90度前後としっかり温まる温度。

セルフロウリュで水をかけたときの音が何とも言えない

サウナ好きにはうれしいセルフロウリュ(サウナストーンに自分で水をかけて蒸気を発生させられる)ができる。蒸気が出ることでサウナ室の体感温度も上がるが、同時に湿度も上がるので初心者でも過ごしやすい。やや暗めの照明も心地よく、もちろんテレビなどもないので日常を忘れて没頭できる。

水風呂は2つ設置されている

しっかりとサウナに入ったらシャワーで汗を流して水風呂へ。水風呂は2つあり、設定温度は同じ。この日は13.5度とやや低め。熱くなった体をシャッキッと冷やしてくれる。サウナ好きの中には水風呂が目的だという人もいるが、このバスタブタイプの水風呂を独占できるのは、水温へのこだわりとは別の特別感がある。とにかく、やたらと気持ちいい!

屋内にも“ととのい椅子”がある

そして体を拭いたら“ととのい椅子”へ。“ととのい椅子”水風呂の後の休憩に使う椅子のことだが、椅子のタイプは施設によっていろいろあり、ここではリクライニングタイプ。水風呂のはす向かいに置かれている2台のほかに、なんとドアの向こうに外気浴スペースがあり、そこにも4台ほど設置されている。

都心のビル内サウナで外気浴できるのもうれしい

外気浴スペースは間違いなく外ではあるが、タープのようなもので目隠しされているので、外からの人の目を気にする必要がなく、休憩中に日常の街並みを目の当たりにすることもない。例えば、高層階のサウナなどで風景として街並みを見る分には非日常感があるが、この施設のようにビルの1階からオフィス街や街ゆく人の様子を見てしまうと、日常を思い出してなかなかリラックスできない。なのでこの“目隠し”は大きな意味がある。植物が置かれているのもいい。

サウナ室の砂時計は15分計

3時間まで予約利用ができるので、3セットは余裕。着替えて、髪を乾かしたり、化粧をしたりといった時間とサウナ後に水分補給をしてちょっと休憩するぐらいの時間はある。タオルはフェイスタオル1枚のみ無料。以降はフェイスタオル、バスタオルを各100円でレンタルできる。シャンプーなどのアメニティはひと通りそろっているが、髪用のブラシや化粧品などの持参は必要。サウナには冷水が用意されているが、コワーキングスペースに自販機も設置されているので先に購入しておくか、持ち込みOKなのでお気に入りドリンクを持って来てもいいかもしれない。

この日の水風呂は13.5度

すぐ横に“職場”がある状況なので、朝サウナでスッキリしてから仕事をするのもアリだし、仕事の途中で気分を切り替えるためのサウナもいい。もちろん、仕事が終わって1日のシメサウナはさらにおすすめ。いろいろな使い方ができる。通いやすい人はサウナ利用目的で月額会費を払ってもいいのではと思うぐらいだ。

サウナの後は“ととのいスペース”で休憩

サウナブームといわれる中、サウナには特別感があるが、サウナ大国のフィンランドのようにもっと身近に生活の一部になってもいいとも思う。グッドサウナは日常に溶け込む「ふつうのサウナ」を目指しているそうだ。サウナは入ってみないとわからない。気になる人は都度利用でまずは体験してみてはいかがだろうか。

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