神戸どうぶつ王国の人気動物を大公開!スナネコ、カピバラ、ハシビロコウなど

関西ウォーカー

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三宮駅からポートライナーでおよそ15分、ポートピアアイランドに位置する神戸どうぶつ王国。ここには水鳥やネコなど身近な動物から希少な絶滅危惧種まで、およそ150種が共存している。

今回はウォーカープラス編集部内でも動物愛が強めの石川が、神戸どうぶつ王国で特に人気の動物たちに会ってきた。

フィーバー中のスナネコ兄弟

最初に対面したのは2020年8月と11月に生まれたスナネコの兄弟。あどけない姿から「砂漠の天使」と呼ばれるスナネコだが、幼い兄弟はまさに天使の愛らしさで、SNSでも話題沸騰中だ。

8月に生まれたスナネコの子ども。アイラインくっきりの美形!


「王子」の愛称で親しまれる兄は赤ちゃん時代、ちょっぴり困ったような顔が印象的だったが、今では凛々しい顔つきに。生まれた時からその成長を見守り続けているため、なんだか感慨深くもある。

はじめて目が開いた時は、困り顔がキュートだった

王子の愛称にふさわしい気品を感じさせる横顔

カメラを向けられても怯えることなく、好奇心いっぱい

元気に爪をとぐ姿は家ネコとあまり変わらないように思える


12月から親子揃っての公開がスタートした弟は、展示場を走り回る・木に登る・穴をほるなど、とにかく元気いっぱい。そんな赤ちゃんを常に目で追いかける母親バリーの子育てにも注目だ。

弟は12月18日より、親子そろっての公開がスタート

スナネコの赤ちゃんが生まれたのは日本で4例目

ヤンチャな赤ちゃんを見守る母親のバリー

なかなかべっぴんさんなバリー。横顔は兄の「王子」と似ている?


兄は人工哺育だが弟は自然哺育のため、今後は親の姿を真似ながら成長していく様子が見られるという。ちなみにスナネコは母親のみで子育てを行うため、父親のムスタは現在別の展示場にいるとのこと。

スナネコの見学は土日祝と2021年1月5日(火)までの冬休み期間中は整理券が必要。整理券1枚で兄と弟、どちらも見学できる。

なお見た目は愛らしいスナネコだが、あくまで野生動物。牙は鋭く気性も荒いため、ペットには向いていないそう。

意外とお茶目なハシビロコウ

続いて訪れたのは「アフリカの湿地」と呼ばれる中庭の池。アフリカクロトキやフラミンゴなどさまざまな水鳥が暮らしているが、石川のお目当てはハシビロコウだ。

「動かない鳥」として知られるハシビロコウだが、ここで暮らす2羽は意外にもよく動く。この日は運よく、メスのマリンバの見事なフライングも目にすることができた。

マリンバの優雅なフライング。飛んでいる姿はなかなか貴重!

広げた羽が美しい。誇らしげな表情にも、心を揺さぶられる


眼光は鋭いがユーモラスなポージングや寝ぐせのような後頭部の羽毛など、見れば見るほど愛らしい。これがまさにギャップ萌えというものだろう。

オスのボンゴは華麗なステップを披露してくれた

ただそこに立っているだけで絵になる。それがハシビロコウ

目線、いただきました!


ハシビロコウの生息数は現在5000~8000羽程度で、実は絶滅危惧種に指定される希少な生き物。神戸どうぶつ王国では世界でも2例しかないハシビロコウの繁殖を成功させるべく、大切に飼育している。

チャーミングなレッサーパンダ

「アジアの森」と呼ばれるエリアには、モフモフかわいい姿から高い人気を誇るレッサーパンダが。王国には現在、陽那(ひな)・須々(すず)・レモンの3頭が暮らしている。

幅広い世代から人気のレッサーパンダ。写真は女ボスの陽那

大好きなリンゴを前に舌がペロン。食いしん坊の須々らしい、激カワショット

かつて風太くんが日本中で大人気となったが、須々もこの通り!レッサーパンダは二足立ちが得意なんだとか

ちょっぴりセンター寄りの顔立ちがチャーミングな、陽那

時折キリリとした表情を見せてくれる


みんな最高にキュートだが、なかでも石川の"推しレサパン"が唯一のオスであるレモン。ちょっぴり丸顔のジャニーズ系(?)イケメンだ。しかし控えめな性格のレモンは気が強い陽那とマイペースな須々に圧倒され気味。そんなところにもたまらなく心をくすぐられる。

キラキラの目元がアイドルのようなレモン。なかなかのイケメンだ

飼育員さんから好物のリンゴをもらい、うれしそう

手を使い器用に食べる


独特の佇まいに癒されるカピバラ

岩場と水辺を再現した「熱帯の森」にいるのは、最強の癒し系動物・カピバラが。自由に過ごすカピバラの周りにはゆる~い空気が流れており、見ているだけで日々の疲れが癒えていくかのよう。

カピバラに会うためだけに同園を訪れる常連さんもいるのだとか

まるいフォルムがたまらない


キュウキュウと鳴きながら石川の周りに集まるカピバラたち。「歓迎してくれているのかしら?」と喜んでいたが、飼育員さんによると「エサくれ」の合図だそう。なお動物との距離の近さも魅力の神戸どうぶつ王国では、食いしん坊のカピバラたちに好物の笹の葉を自由にあげることも可能だ。

キュウキュウと鳴きながら近づいてくるカピバラ。どうやらお腹がすいていたようだ

「ぶさかわいい」と言われることもあるカピバラだが、間近で眺めるとまつげが長いことに気づく

こんなに接近して撮影できるのは、動物との距離が近い神戸どうぶつ王国ならでは!

指の間には水かきがあり、上手に泳ぐことができる


同園では他にも絶滅危惧種に指定されるバクや、準絶滅危惧種のマヌルネコにヤブイヌなど、希少な動物たちが多数。生物多様性を守る活動を続けているという。

夢を食べると言われるバク。イヤな夢を見てしまった時は、この子を思い出すことにしよう

ずんぐりまんまるのマヌルネコ。かわいいだけじゃない、どこか神秘的なオーラを感じる

初めて見たヤブイヌだが、個人的には親戚の青年に激似で親近感を覚えた

スヤスヤ眠るサーバル。大人気アニメの影響で名前を知っている人も多いのでは?

アカツクシガモの澄んだ瞳に目を奪われる。水鳥ファンにとって「アフリカの湿地」は天国のよう

動物だけでなく、四季折々の花にも心が癒される。なかでも100種類以上のスイレンが咲く巨大プール「ウォーターリリーズ」は必見


たくさんの動物を目にして、なんだか穏やかな気分に。動物たちの癒しパワーを改めて実感した1日だった。しかし新型コロナウイルス感染症の影響で、なかなか足を運びづらいと思う人も多いだろう。神戸どうぶつ王国ではSNSで動物や花の写真を頻繁にアップしているので、モフモフ不足の際はぜひチェックしてほしい。

取材・文・撮影=石川知京(関西ウォーカー編集部)

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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