親友の結婚式、招待されなかったけど… 4年後の「恩返し」に泣いた

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若松真平
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 「直接『ありがとう』と言われる仕事をしたい」

 そう思って、事務職員からウェディングプランナーに転職したマミさん(30)。

 決断の背景には、幼い頃の経験があったように思う。

 両親が経営していた飲食店を手伝った時、お客さんから「ありがとうね」と言われてうれしかった。

 一生に一度の晴れ舞台を手伝うんだったら、どんな感じなんだろう?

 そんな好奇心から飛び込んだ世界だった。

 喜ぶ顔が見たいから、自分ができる精いっぱいをしよう。

 結婚式はプランナーだけでなく、式場スタッフや料理人、ドレス業者、撮影クルーたちも含めたチームプレー。

 新郎新婦の要望を聞きながら調整役として飛び回っていたが、5年ほど働いたタイミングで会社が倒産。

 現在は再び事務職員として働いている。

人目をはばからず泣いた

 2022年1月、電車を待っていた駅のホームでLINEの通知音が鳴った。

 送り主は高校時代のクラスメート・潮井エムコさん(30)。

 同じ陶芸部に所属し、親よりも長く顔を合わせてきた親友だ。

 大人になってからも、お笑い芸人・サンシャイン池崎さんのなりきり衣装を誕生日にプレゼントするぐらい仲がいい。

 送られてきたメッセージには…

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