写真撮影の楽しさ、奥深さ学ぶ 酒田・土門拳記念館で子ども向け教室

真剣な表情でカメラをのぞき込む参加者=酒田市・土門拳記念館

 子ども向け写真教室が29日、酒田市の土門拳記念館(佐藤時啓館長)で開かれた。親子約30人が参加し、さまざまなテーマで写真を撮る楽しさや奥深さを学んだ。

 参加者には五つの課題が出され、デジタルカメラで挑戦した。「私だけに見えるかなぁ?と思うものを撮ってみよう」で、子どもたちは木に止まった虫や公園に咲いた花を見つけ、夢中になってシャッターを切っていた。「ジャンプする人を撮ってみよう」では、山や池などのお気に入りの背景を探し、タイマー機能を使って自分が跳ぶ姿を撮影した。

 参加者は同市出身の写真家土門拳が実際に使っていたカメラに触れたり、レンズをのぞき込んだりもした。同市松原小2年佐藤香澄さん(7)は「カメラの使い方は難しかったけど、お花をかわいく撮ることができた」と満足そうに話した。

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