海洋実習の安全を祈願 鶴岡・加茂水産高「水開き」

声を上げながら水開きに臨む生徒たち=鶴岡市・加茂レインボービーチ

 鶴岡市の加茂水産高(小山和彦校長)の恒例行事「水開き」が1日、同校近くの加茂レインボービーチで行われ、1~3年生約50人が海に入り、海洋実習の安全を祈願した。

 この日は晴天に恵まれ、水温は例年よりやや高い14度(午前8時半現在)。生徒たちは準備体操を済ませ、元気よく海へと向かった。最初は「冷たい」などと声を上げたが、次第に水温に慣れ、水をかけ合うなどして約50メートルのコースを渡りきった。水産科1年上野琉叶(るいと)さん(15)は「けがなく安全に、実習に励みたい」と話した。

 水開きは実習の安全祈願や意識高揚を図るため、1946(昭和21)年の同校創立以来続いている。11月1日に「水納め」が行われる。

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