テイクアウトと出前だけの営業を知らせる飲食店の掲示(資料写真)=(聯合ニュース)
テイクアウトと出前だけの営業を知らせる飲食店の掲示(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、首都圏で「社会的距離の確保」のレベルを最高レベルの第3段階に近い「2.5段階」に強化した措置を実施していることについて、再び延長するかどうかを週末ごろに決定する方針だ。政府は今月6日だった同措置の期限を13日までに1週間延長している。

 中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長は8日の定例会見で「国民の積極的な参加と実践のおかげで社会的距離確保の効果が表れつつあり、(1日当たりの)新規感染者数が6日連続で100人台にとどまっている」と述べた。首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の新規感染者数についても、2日連続で2桁台を維持し、感染拡大の勢いが落ち着きをみせていると強調した。

 首都圏の2.5段階措置の延長可否については「まだ(感染者発生の)推移を見守る必要がある。週末ごろに最終的に決定し発表するだろう」と説明した。

 政府は8月31日から首都圏での防疫措置のレベルを2.5段階に引き上げた。同措置により、首都圏の一般飲食店では午後9時から翌日午前5時までは持ち帰り・出前営業のみ認められ、フランチャイズチェーンのカフェでは営業時間を問わず店内での飲食が禁止された。スポーツジムやプール、ビリヤード場など屋内スポーツ施設は運営中止となった。今月7日からはフランチャイズチェーンのベーカリーやアイスクリーム・かき氷店も店舗での飲食が禁止された。


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