仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米西部コロラド州デンバーの空港を離陸後にユナイテッド航空の旅客機ボーイング777型機がエンジントラブルを起こした問題で、韓国・アシアナ航空が同じタイプのエンジンを搭載しているボーイング777型機9機について、自主的に運航を停止した。業界関係者が22日明らかにした。 韓国の航空会社のうちボーイング777型機を最も多く保有する大韓航空も23日までには自主的に運航停止にするものとみられる。 大韓航空が保有するボーイング777型機は54機で、トラブルがあったエンジンと同じタイプのエンジンを搭載するものは16機。このうち10機は新型コロナウイルス感染拡大の影響で運用していない。16機すべてが運航停止になる見通しだ。 韓国格安航空会社(LCC)のなかでボーイング777型機を保有するのはジンエアーだけで、同系列のエンジンが搭載された4機すべてを運用している。このうち2機はこの日運航を終え、週末までボーイング777型機を使用する予定はないという。 業界関係者によると、トラブルがあったエンジンと完全に同じエンジンを搭載したボーイング777型機は韓国航空会社にはなく、同系のエンジンを搭載した運用中の機体も新型コロナの影響で便数は多くないという。 国土交通部は米連邦航空局(FAA)の調査内容により、運航停止などについて決める方針だ。FAAは該当機の運航を禁止する可能性を示唆している。 海外メディアはボーイング社が航空各社に対し、同じタイプのエンジンを搭載した777型機の運航を停止するよう勧告したと報じた。 韓国政府関係者は「FAAが安全措置を強化するよう指示している」とし、「米当局の措置など状況をモニタリングしている」と話した。 ユナイテッド航空はボーイング777型機24機の運航を事実上停止し、日本の国土交通省も日本航空が保有する13機、全日空の19機について運航停止するよう指示した。 韓国航空会社の関係者は「関係官庁(国土交通部)の指針に従って措置を取る」とし、「安全管理に全力を傾けている」と話した。
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