韓国　けさのニュース（３月５日）

◇新規コロナ感染者３９８人　３日ぶり４００人下回る　韓国の中央防疫対策本部は５日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から３９８人増え、累計９万１６３８人になったと発表した。市中感染が３８１人、海外からの入国者の感染が１７人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（４２４人）から２６人減り、３日ぶりに４００人を下回った。◇基礎疾患ある人のワクチン接種に不安　当局「利益の方が大きい」　韓国で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人が死亡する事例が報告され、不安感が高まっている。死者には全員に持病（基礎疾患）があったことが分かり、一部では基礎疾患がある人へのワクチン接種を巡って懸念の声が出ている。政府は新型コロナに感染した場合の重症化率や致死率を下げることができる利点があると説明し、基礎疾患がある人も接種を受けることを推奨すると強調しているが、新たな死者が出た場合は接種を巡る論争が続くとみられる。◇住宅公社職員の土地投機疑惑　政府が本格調査に着手　土地開発などを手がける公共機関、韓国土地住宅公社（ＬＨ）の職員らがソウル近郊の地域が新都市に指定される前に同地域の土地を購入したとされる疑惑に対する政府の調査が本格化し、結果が注目される。調査は韓国不動産院が運営する土地取引データベースを照会する方法で進められるため、確認に長い時間はかからないとみられる。ＬＨと国土交通部の職員が最初の調査対象となり、その後、京畿道と仁川市、京畿住宅都市公社の職員などに調査が拡大される予定だ。◇米軍駐留経費交渉　韓国代表「速やかな妥結へ努力」　外交部の鄭恩甫（チョン・ウンボ）韓米防衛費分担交渉代表は４日（現地時間）、２０２０年以降の在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める交渉に関連し「原則的に大部分の争点が解消されるよう努力する」と述べ、妥結へ向けた意志を示した。交渉のために訪米した鄭氏は、ワシントンの空港で特派員らに対し、「交渉というものはさまざまな争点をパッケージで取引しなければならないため、具体的な内容については申し上げるのが難しい」としながら、「最善の努力を尽くし、互いに受け入れられる合理的で公平な交渉の結果が速やかに導き出されるよう努力する」と述べた。◇金正恩氏　党講習会で農業生産増大を強調　北朝鮮で４日、朝鮮労働党の市・郡責任書記を集めた講習会が開かれ、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（党総書記）が農業生産を増やさなければならないと強調した。朝鮮中央通信が５日、報じた。金委員長は「第８回党大会と党中央委員会総会で提示した課業を貫徹するための事業を周到に作戦して指導し、市・郡の経済事業と人民生活改善で著しい実績を上げなければならない」とし、「優先的な経済課題は農業生産を決定的に増やすことだ」と述べた。