李在鎔被告(資料写真)=(聯合ニュース)
李在鎔被告(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国サムスングループの経営権継承に絡み、資本市場法上の不正取引行為および相場操縦、業務上背任などの罪に問われている同グループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長らの初公判が22日、ソウル中央地裁で開かれた。 李被告は今年1月に贈賄罪で実刑判決を受けて拘束されて以来、約3カ月ぶりに法廷に姿を現した。初公判は当初3月25日に開かれる予定だったが、李被告が虫垂炎の手術を受けるため入院したことで延期されていた。 李被告の弁護人は公判に先立ち、「被告の状況を考慮して公判の期日を延期してくれたおかげで、被告が危険な状況を乗り越えられた」と述べ、裁判官に感謝の意を伝えた。 収監中の李被告はスーツ姿で出廷。マスクを着用していたが、3カ月前に比べ目に見えてやつれた様子だった。 検察は、2015年にサムスングループの未来戦略室がグループ傘下のサムスン物産と第一毛織の合併を進めた際、李被告が大株主だった第一毛織の株価を高く、サムスン物産の株価を低くする目的で虚偽情報の流布などの不正を行ったとみている。李被告は合併後、持ち株会社の役割を担うことになったサムスン物産の株式を十分に確保することでグループ支配力を強めた。 李被告は朴槿恵(パク・クネ)前大統領らへの贈賄罪などに問われ、1月に差し戻し控訴審で懲役2年6カ月の実刑判決を受け、服役している。
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