会議に出席した金富謙首相=2日、世宗(聯合ニュース)
会議に出席した金富謙首相=2日、世宗(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は2日、政府世宗庁舎で開いた中央災難(災害)安全対策本部の会議で学校の登校拡大策について議論し、「上半期には高齢者と高リスク群への新型コロナウイルスワクチン接種に集中したが、下半期には学校を出発点に日常への復帰を本格化させなければならない」と述べた。

 

 金氏は「学校の正常化はわれわれの未来である子どもたちの回復を意味する。また、家庭と社会全体の本格的な回復を意味する」とし、新型コロナウイルス下での登校制限による学習格差と保育の問題を速やかに解決しなければならないと強調した。

 また、教育部に対しては2学期から全面的に登校を開始できるよう緻密に準備し、防疫当局と協力して7月から始まる教員と受験生へのワクチン接種をスムーズに行えるよう点検を指示した。

 新型コロナウイルスワクチンの安全性に対する懸念については、接種を受けた療養型病院の入院患者が家族と面会できるようになったことを挙げながら、接種への参加を呼びかけた。

 金氏は「新型コロナウイルスとのうんざりする戦いももう500日になる」としながら、「もう少しだけ峠を越えれば、平凡だが大切だった日常に戻ることができる」と述べ、国民の協力を呼びかけた。


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