人口が集中する首都圏で再び感染が広がり、連日1000人以上の新規感染者が出ている。感染者全体に占める首都圏の割合は70%を大きく上回っている。
防疫当局は夏休みシーズンと同様、秋夕(中秋節)連休(9月19~22日)に新型コロナウイルスの感染が首都圏から地方に拡散する懸念があるとして、防疫対策を点検している。
7月初旬に首都圏を中心に始まった流行の「第4波」は2か月以上続いている。
新たに確認された市中感染者1463人を地域別にみると、ソウル市が529人、京畿道が454人、仁川市が124人で首都圏が計1107人と全体の75.7%を占めた。首都圏では今月に入り、1000人を下回った日が1日しかなく、全体に占める割合も70%を超えている。
首都圏以外の地域では、忠清南道が57人、大田市が40人、釜山市が38人、蔚山市が35人、光州市が34人、大邱市が26人、江原道と慶尚南道、忠清北道がそれぞれ21人、世宗市が19人、全羅北道が17人、慶尚北道が14人、済州道が12人、全羅南道が1人の計356人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは34人で、このうち6人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの28人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から7人増え、計2367人となった。韓国国内の平均致死率は0.86%。
重篤・重症患者は340人で、前日から2人減った。
13日の検査件数は5万4488件で、前の日より2万2921件多かった。ほかに臨時検査所での検査件数が11万1290件だった。
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