新型コロナウイルスワクチンの接種後、経過観察のため待機する人々=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスワクチンの接種後、経過観察のため待機する人々=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は29日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が27、28日の2日間に新たに9709件報告されたと発表した。このうち死亡が20件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。 接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに35件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は219件あった。このほかの9435件は筋肉痛、頭痛、発熱、悪寒などの比較的軽い症状だった。 韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は計27万656件となった。 累計接種件数に対する副反応の報告率は米ヤンセンファーマ製ワクチンが0.58%、米モデルナ製が0.52%、英アストラゼネカ製が0.52%、米ファイザー製が0.37%。 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計694人となっている。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化して死亡したケースを含めると、死者は計986人となる。 これまでの全ての副反応の報告のうち、96.1%に当たる26万30件は比較的軽い症状だった。
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