昨年11月にオンライン形式で開かれたASEANプラス3で発言する文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年11月にオンライン形式で開かれたASEANプラス3で発言する文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が26~27日にオンライン形式で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に参加する。青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が20日の会見で伝えた。 ASEAN首脳会議のほか、26日にはメコン川流域5カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)との首脳会議に、27日にはASEANプラス3(韓国・中国・日本)首脳会議、東アジア首脳会議(EAS)に参加するという。 朴氏は「今年の首脳会議では新型コロナウイルスへの対応やポストコロナ時代に備えるための域内での協力策などが議論される予定」と説明した。 文大統領は新型コロナワクチンのグローバルハブ(拠点)の一つの軸としてコロナ危機克服に寄与する意思を強調し、早期の経済回復のための方策を提示するとみられる。 26日の第22回韓ASEAN首脳会議では新南方政策を通じた韓国とASEANの協力の成果を評価し、協力を強化する意思を示す。同日開かれる第3回韓メコン首脳会議では協力が始まってから10周年を迎えた両地域の今後の協力強化策を議論する。 27日の第24回ASEANプラス3では新型コロナを克服するための保健、金融・経済など主な分野での協力強化策などについて意見を交換する。 昨年のASEANプラス3には、文大統領のほか中国からは李克強首相、日本からは菅義偉首相が参加した。今回、岸田文雄首相が参加すれば、文大統領と岸田氏による初の映像での対面になる。  文大統領は第16回東アジア首脳会議では、域内の平和と安定に向けた韓国の意思を示す予定だ。 朴氏は「今回の会議は政府が力を入れて推進した新南方政策の成果をまとめ、ASEANと域内のパートナー国が新型コロナなどによる危機に備えた協力体系を点検し、協力強化の推進力を備えるという意味がある」と説明した。
Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40