統一部の李報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
統一部の李報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29日にローマ教皇フランシスコと会談することに関し、統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官は25日の記者会見で「(韓国政府が取り組んでいる)朝鮮半島平和プロセスについて幅広く対話し、平和増進に向けて知恵を出し合う機会になることを期待する」と述べた。

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 文大統領は月末にイタリアで開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)と11月に英国で開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)への出席に合わせ、欧州を歴訪する。G20サミット開幕前日の29日にバチカン(ローマ法王庁)を公式訪問する予定だ。

 バチカン訪問には李仁栄(イ・イニョン)統一部長官も同行する。同氏の役割について質問された李報道官は「(南北関係の担当閣僚として)この訪問の成果を朝鮮半島の平和定着と南北関係の改善につなげていくこと」と答えた。

 また、「教皇の訪朝が実現すれば朝鮮半島の平和構築に大きく寄与するだろう」と期待を示し、関連議論が進展する場合には訪朝実現を支援していくという韓国政府の姿勢をあらためて示した。

 文大統領のバチカン訪問は2018年10月以来、2回目。教皇は当時、文大統領との会談で北朝鮮訪問の意向を示したが、まだ実現していない。


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