新型コロナウイルスの検査の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの検査の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は29日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から2124人増え、累計36万536人になったと発表した。市中感染が2094人、海外からの入国者の感染が30人。1日当たりの新規感染者数は前日(2111人)から13人増え、2日連続で2000人を上回った。

 来月から新型コロナの防疫体制が「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行するのを前に、18日から私的な集まりの人数制限などが緩和された影響で、一時は減少傾向を見せていた感染者数が増加に転じているようだ。

 今月31日のハロウィーンには特定のエリアや施設に外国人や若者が集まると見込まれ、防疫当局は特別防疫点検を実施するなどして感染拡大の阻止に努める。

 新たに確認された市中感染者2094人を地域別にみると、ソウル市が769人、京畿道が753人、仁川市が130人で、首都圏が計1652人と全体の78.9%を占めた。

 首都圏以外の地域では、大邱市が116人、忠清南道が67人、全羅北道が55人、釜山市と慶尚北道がそれぞれ42人、忠清北道が34人、慶尚南道が33人、江原道が21人、全羅南道が12人、大田市が9人、蔚山市が4人、光州市と済州道がそれぞれ3人、世宗市が1人だった。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは30人だった。このうち8人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの22人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から9人増えて計2817人となった。韓国国内の平均致死率は0.78%。重篤・重症患者は331人で、前日から14人減った。

 28日の検査件数は5万2599件で、前の日より2720件多かった。 


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