韓国の新規コロナ感染者再び7千人台　重症者は過去最多に

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から7456人増え、累計58万3065人になったと発表した。市中感染が7365人、海外からの入国者の感染が91人。新規感染者数は4日ぶりに再び7000人台に増加した。通常は週末に検査件数が減少する影響で週の前半には感染者数が減り、週半ばから再び増加するが、今週もこのような傾向が反映されたとみられる。重篤・重症患者は1063人で、2日連続で1000人を上回り、過去最多を更新した。

　死者は78人増え、計4906人となった。

　変異株「オミクロン株」の新たな感染者は7人増えた。感染者の累計は234人となっている。

　防疫当局は、18日から私的な集まりの人数を制限するなどの特別防疫対策を実施した効果で流行の速度は鈍化しているとしながらも、減少傾向に転じるかは今週の状況を見極める必要があるとの立場を示した。

　重症者の増加で病床不足が続いていることから、政府は国立大学病院や公共病院、軍の医療従事者を重症者の治療に集中的に投入すると表明。22日に具体的な計画を発表する。