現代自の２２年販売　１．４%増の３９４万台＝起亜は４．６%増

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車は３日、昨年の世界販売台数が前年比１．４%増の３９４万４５７９台だったと発表した。　昨年の国内販売台数は前年比５．２%減の６８万８８８４台、海外販売台数は同２．９%増の３２５万５６９５台だった。　現代は昨年初めに４２２万台としていた２２年の目標販売台数を、同年１０月に４０１万台に下方修正したが、目標には届かなかった。　同社は新型コロナウイルスの感染再拡大と半導体部品の供給不足、インフレ拡大や不況などの影響で国内販売はやや減少したが、米国や欧州、新興市場での需要が全般的に回復し、海外での販売が増加したと説明した。　昨年１２月の販売台数は国内が７万３８７台、海外が２７万６９５３台の計３４万７３４０台だった。　今年の目標販売台数は４３２万１０００台（国内７８万１０００台、海外３５４万台）。同社は目標達成に向けて、市場変化への柔軟な対応、電動化への転換の加速化、地域別の生産・物流・販売の最適化、世界的な環境規制への対応などを推進する計画だ。　昨年、国内市場では電気自動車（ＥＶ）モデルの躍進が目立った。ＥＶは２０２１年（４万２４４８台）比６５．８%増の７万３７２台を販売した。　同社はＥＶ専用プラットフォーム（車台）「Ｅ―ＧＭＰ」をベースとした「アイオニック５」「アイオニック６」の人気を受け、後続モデルの準備を急いで世界のエコカー市場で足場を固める計画だ。　海外市場では、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）を未来の中核市場として育成し、各国の状況に合わせた商品開発と現地生産体制の強化を推進する方針を示した。　一方、現代の子会社、起亜の昨年の世界販売台数は前年比４．６%増の２９０万３６１９台。国内販売が５４万１０６８台で１．１%増え、海外が２３６万２５５１台で５．４%増えた。昨年１２月の販売台数は前年同月比１３．７%増の２３万６８７４台だった。