2月に米ワシントンで協議した金健氏(右)とソン・キム氏(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
2月に米ワシントンで協議した金健氏(右)とソン・キム氏(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部によると、北朝鮮問題を担当する金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長が14日午前、米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表と電話で協議した。北朝鮮が同日朝に短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を発射するなど、韓米の合同軍事演習に反発して挑発を繰り返していることから、両氏は前日に続く電話協議で今後予想される挑発への対応策を話し合った。 両氏は、北朝鮮のこの日の弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会の多数の決議に明らかに違反し、朝鮮半島と地域の緊張を高める挑発行為だと強く非難した。北朝鮮が挑発によって得られるものは何もなく、挑発には代価が伴うことを理解する必要があると強調した。 北朝鮮が今後も挑発を重ねると予想されることから、韓米は両国の同盟を基盤に確固として備え、いかなる挑発にも強力に対応していくことで一致した。 北朝鮮は14日朝、南西部の黄海南道・長淵付近から朝鮮半島東の東海に向けてSRBM2発を発射した。ミサイルは約620キロ飛び、東海に着弾した。12日には東部の咸鏡南道・新浦沖で、初めて潜水艦から巡航ミサイル2発を発射した。 こうした挑発は、13日から23日まで行われる韓米合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」に対する反発とみられる。同演習期間中、北朝鮮が挑発のレベルを引き上げる可能性もあるとされ、朝鮮半島の緊張が高まっている。
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