ソウル市内のコンビニで販売されている日本ビール(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内のコンビニで販売されている日本ビール(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の1~3月期の日本ビールの輸入額が前年同期に比べ2倍以上増加し、日本の対韓輸出規制強化以降で最高を記録したことが7日、分かった。 関税庁の貿易統計によると、1~3月期の日本ビールの輸入額は662万6000ドル(約9億円)で前年同期比148.4%増加した。日本が対韓輸出規制を強化する直前の2019年4~6月期以降で最高だった。 日本は韓国大法院(最高裁)の強制徴用判決に対する事実上の報復措置として19年7月に対韓輸出規制を強化した。その後、韓国で広まった日本製品の不買運動により日本ビールの輸入は急減した。輸入額は19年4~6月期の1901万ドルから7~9月期は460万ドル、10~12月期は39万ドルに落ち込んだ。 しかし徐々に増加し、昨年4~6月期は260万ドル、7~9月期は500万ドルに増えた。10~12月期は420万ドルだったが今年1~3月期に600万ドルを超えた。 今年1~3月期の輸入額は19年1~3月期に比べると、42.0%の水準まで回復した。3月の輸入額は293万8000ドルで、19年3月(501万7000ドル)の58.6%水準だった。 日本製品の不買運動の勢いが弱まるなか、日本ビールの販促活動や新商品発売も再開され、輸入はさらに増える見通しだ。一部の大型スーパーでは日本ビールを4缶9900ウォン(約1000円)で販売する販促イベントを行っている。また、韓国で今月から販売が始まったアサヒビールの「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は一部のコンビニで初日から品薄状態になった。 一方、今年1~3月期の日本向けのビール輸出額は前年同期比50.4%増の327万9000ドルで、19年1~3月期(36万ドル)の9.1倍に上る。 また、日本への焼酎の輸出額は日本からの焼酎輸入額の20倍を超えた。1~3月期の日本への焼酎輸出額は前年同期比3.6%減の699万4000ドル、日本からの焼酎輸入額は20.3%増の33万2000ドルだった。日本からの焼酎の輸入額はビールに比べ規模が大きくなく、輸出規制強化以降も大きな変化がなかった。
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