韓国　きょうのニュース（５月１０日）

◇４～６月期電気料金　あすから値上げ　政府は１１日から４～６月期の電気料金を値上げする方針を固め、準備を進めている。値上げ幅は１キロワット時（ｋＷｈ）当たり約７ウォン（約０．７円）となる見通し。現行の１ｋＷｈ当たり１４６ウォンから約５%の値上げとなり、４人家族で月平均３０７ｋWｈの電気を使用する世帯の場合、月２４００ウォン程度の負担増となる。韓国電力が深刻な赤字にあえぐ中、政府は物価上昇の懸念や世論を考慮し、値上げの決定を１カ月以上先送りしていた。◇尹大統領「これからも国民だけを見て働く」　就任１年迎え　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は１０日、就任から１年を迎え、ＳＮＳ（交流サイト）のインスタグラムで「新たな国民の国を築くため奔走した１年だった。これからも国民だけを見て働きたい」とコメントした。フェイスブックにも２分４０秒ほどの動画を投稿し、１年間の国政を振り返りながら「偉大な国民と共に自由と革新の国を築く」と決意を新たにした。◇韓国・全経連と経団連　「未来基金」の運営委設置　韓国経済団体の全国経済人連合会（全経連）と日本の経団連は東京都内で共同記者会見を開き、「未来パートナーシップ基金」の共同事業を検討する運営委員会と諮問委員会を設置すると発表した。全経連と経団連は基金を使って若い人材の交流を促進するとともに、産業協力を強化する方針だ。両国の大学の交流強化、韓国高校の教員の日本訪問やインターンシップなどを検討していく。◇北朝鮮の指令受けスパイ活動　労組全国組織の元幹部ら起訴　水原地検は、北朝鮮から指令を受けてスパイ活動を行ったなどとして、労働組合の全国組織「全国民主労働組合総連盟（民主労総）」の元幹部４人を国家保安法違反の罪で起訴した。検察によると、被告らは２０１７年以降にカンボジアなど海外で北朝鮮の工作員と接触した。被告の１人は１０２回にわたり北朝鮮の指令文書を受け取り、民主労総の内部ネットワークで使うＩＤやパスワードを記した報告書を北朝鮮側に渡していた。