軍合同参謀本部のイ広報室長(資料写真)=(聯合ニュース)
軍合同参謀本部のイ広報室長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は22日の記者会見で「軍事偵察衛星の追加打ち上げを準備する北の活動は持続して捉えられているが、差し迫った兆候はない」と述べた。北朝鮮は昨年11月に初の軍事偵察衛星を打ち上げて軌道投入に成功し、今年は3基の軍事偵察衛星を追加で打ち上げると公言している。

 イ氏は北朝鮮が2基目の偵察衛星を打ち上げる時期を特定するのは難しいとしながら「活動を鋭意注視している」と述べた。

 韓国軍当局と専門家は北朝鮮が3月末もしくは今月初めに偵察衛星打ち上げに踏み切ると予想していたが、まだ実施されていない。

 申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は今月8日、北朝鮮がいくつか技術的な補完を進めているようだとし、「4月末まで(可能性を)開いておくのが合理的だ」と述べた。

 米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は16日(現地時間)、北朝鮮が今月初めの軍事偵察衛星打ち上げを準備していたものの延期した、と分析した。 

 一方、韓国軍当局はこの日の会見で、イスラエルを攻撃したイランが北朝鮮の協力でミサイルを開発したとの報道に関し「韓米の情報当局は関連動向を追跡している」と答え、具体的な言及は控えた。


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