地元の会合で日本酒を配った立憲民主党の梅谷守衆院議員(旧新潟6区)について、立憲は21日、1カ月の党員資格停止とする処分案を見送ることを決めた。この日の常任幹事会で「軽すぎる」との異論が出たため、処分案を再検討する。

 梅谷氏は今年1月、地元の新潟県上越市での会合で日本酒を配り、選挙区内での寄付を禁じる公職選挙法に抵触する可能性が指摘されている。

 常任幹事会の出席者によると、岡田克也幹事長が梅谷氏の処分案を示すと、「より厳しい処分にするべきだ」「捜査機関の判断を待ってから処分するべきだ」などの意見が相次いだという。

 岡田氏は常任幹事会後の記者会見で、「一定の区切りはつけなくてはいけない」と述べ、新たな処分案を近く示す考えを明らかにした。(大久保貴裕)