今月、心不全のために54歳で亡くなった大相撲の元横綱曙の曙太郎さんの葬儀が14日、東京都内の斎場でしめやかに営まれた。大関の琴ノ若も、曙さんと親交があった父親の佐渡ケ嶽親方とともに参列した。

 曙さんと幼少時から付き合いがあったという琴ノ若は「あの時代で自分の父親(身長191センチ)よりも大きい人を見ることがなかったので本当に圧倒された」と203センチの巨体と出会った衝撃を振り返った。

 番付の頂点を目指す26歳は「まだ、もう一つ上(横綱)がありますし、曙さんに良い報告できるようにここからまた精進していきたいです」と誓った。