ツイッターの新たな利用制限が、グーグルの検索エンジンにおけるツイートのインデックス化と表示に大きな影響を及ぼしている。この結果、ツイッターで共有される情報のリーチが制限されている。

ウェブ検索業界のメディア「サーチエンジンランド」によると、過去数日間でグーグル検索がツイッターからのインデックス化されたURLを半数以上落としている。7月3日、グーグルがインデックスに登録したの数が60%以上減少したと伝えた。

翌7月4日、「ザ・ヴァージ」はグーグルの広報担当者からの声明を共有した。「私たちがtwitter.comをクロールする能力が制限され、検索結果でツイートやサイトのページを表示する能力が影響を受けていることを認識している」という。

SEOコンサルタントのグレン・ゲイブ氏は、ツイッターアカウントからの検索可視性の低下を投稿した。「これはグーグルがそれらのURLをクロールできないため(ツイッターが非ログインユーザーをリダイレクトするため)」と彼は説明した。

検索技術者のバリー・シュワルツ氏もいくつかのテストを実施し、インデックス化されたツイートの同様の減少を確認した。「ツイッターがツイートの閲覧を許可しないユーザーのブロック後、グーグルはツイッターからのインデックス化されたURLの50%以上を落とした」。

コインテレグラフがテストしたところ、"site:twitter.com"を検索した際に、グーグルは約6億6500万件の結果を返した。したがって、この数値はグーグルのクローラーに依存して動的に変化する可能性がある。7月2日、ツイッターのオーナーであるイーロン・マスク氏は、「データスクレイピングとシステム操作」を理由に、ユーザーが1日に読むことができる投稿の数に一時的な制限を設けた。

この措置は、情報の伝達と共有にツイッターを大いに依存している仮想通貨コミュニティから大きな批判を受けている。グーグル上でのツイートの可視性が低下すると、ツイッターから発信される仮想通貨関連のコンテンツの量も減少するだろう。

分散型SNSでツイッターのライバルであるマストドンは、ツイッターに閲覧制限が課されて以来、活動の増加とアクティブユーザーの増加を見せている。メタが所有するインスタグラムからのツイッター競合である「スレッズ」も今週、ローンチが予定されている。