19日に福島市で行われる「ふくしまシティハーフマラソン」を前に、同市は18日、同市のまちなか広場で前日祭「イブフェス」を初めて開き、ゲストランナーの福士加代子さん(ワコール女子陸上競技部アドバイザー)と箱根駅伝山上りの5区で活躍した「3代目山の神」の神野大地さん、木幡浩市長によるトークショーなどを行った。
 神野さんは、マラソンに適した靴のサイズについて「(普段履いている靴より)0.5センチ大きいものがベスト」と持論を展開。理由について神野さんは「スタート時に靴がちょうどだと走っている途中に足がむくみ、靴がきつくなる」と説明し、爪が靴に当たって足に負担がかからないよう「ワンサイズ大きいものを選ぶと良い」と伝えた。福士さんも「自分の足に合うものを見つけてほしい」と語った。
 大会本番に向け福士さんは「気持ちが高ぶるかもしれないが、水分をたくさん取って早く寝ること」とアドバイス。神野さんは「走ることはつらいかもしれないが、ゴールした時やって良かったと思える。終わった後にご飯やお酒など楽しんで」とエールを送った。
 会場では地場産品の販売なども行われた。ハーフ出場予定で福島市在住の岡田耕典(こうすけ)さん(50)は「地ビールを楽しみに来た。当日は自己ベストを更新したい」と意気込みを語った。
 ふくしまシティハーフマラソンは誠電社WINDYスタジアム(信夫ケ丘競技場)を発着点に行われる。午前8時スタート予定。4921人がエントリーしており、沿道には18団体が応援隊として並び、ランナーを後押しする。