筆者の知人女性Fは、夫と7歳の娘と3人で暮らしています。
娘はスクスクと良い娘に育ってくれたものの、最近は夫のワガママな言動に振り回されてばかりのF。
そんなある日、京都旅行に出かけると張り切る夫でしたが、夫の計画性の無さによってトンデモない結果に……? 今回は、筆者の知人女性Fから聞いた体験談をお届けしますね!

京都のイベントに3人で参加!

私の知人女性Fは、夫との間に7歳の娘を持つ既婚者です。
歴史好きな娘のリクエストもあって、家族3人で京都の歴史イベントに参加しようとの話が持ち上がりました。
思いのほか、ここでFの夫は張り切ったそうです。

「パパは昔、よく夜行バスで京都旅行に出かけたんだ! イベントは朝からだし、夜行バスで出かければバッチリだから、パパに任せておけ!」
この言葉を信じ、夫に旅行の計画を一任することにしたFでしたが、後に予想外の結果が待ち受けていました。

「明日やろう」を繰り返した結果……

しかし、旅行予定日が近づいても一向に、夫が旅行の予約手続きを行う様子がありません。
心配したFが「大丈夫なの?」と声を掛けても、夫は煩わしそうに「うるさいな」「今日は疲れているから、明日やる」と言ってばかりです。

こういう状態の夫を刺激したら逆効果だとよく知っていたFは、それ以上声を掛けるのはやめて、そっと見守ることにしました。
しかし旅行2週間前になって、夫が真っ青になってこう言い出します。
「ヤバイ! 夜行バスの予約がいっぱいで、もう取れないぞ!」
これを聞いて、Fと娘が呆れ果ててしまったのは言うまでもありません。

夫の逆ギレにピシャリ!

思いがけぬ展開にパニック状態の夫は、あろうことか妻であるFに八つ当たりし始めます。
「俺が仕事で疲れているのを知ってるんだから、妻であるお前が予約すれば良かったんだ!」
この言いがかりに対しFが唖然としていると、そこで娘が反論しました。

「何を言ってるの? 任せておけって言ったのはパパでしょ! ここでママを責めるのはおかしい! もうイベントのことは良いから、もうこんなことが無いように反省して!」
娘に諭され、さすがに夫もバツが悪かったのでしょう。
「そうだね。パパが悪かった」と言って、夫もようやく自分の非を認めたのでした。

残念ながら、夫の計画性の無さによっておじゃんになってしまった旅行でしたが、後日、夫はお詫びに娘を別の歴史イベントに連れてってあげたといいます。
困ったところの多い夫ですが、今後の動向に期待しておくとFは温かい視線を送っていました。
素敵な妻と娘に恵まれて、よかったですね!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子