福井県の福井市教育委員会は5月1日、同市社北小で給食の豚汁に調理器具の金属片二つが混入したと発表した。5年生の男子児童が口に入れたが、けがはなかった。

 金属片は野菜をカットする調理器具の一部。男子児童が口に入れたのは長さ約8ミリ、幅約2ミリで、異物に気付き吐き出した。6年生のクラスの豚汁にも長さ約10ミリ、幅約2ミリの金属片が混入し、配膳終了時に担任教諭が気付いた。児童に豚汁を食べないよう、すぐに校内放送で伝えた。

 同校は自校調理式で、調理工程で器具が破損し混入したとしている。回収した金属片が破損部分と一致した。市教委は保護者に一斉メールで通知。市内の給食センターや自校調理式の学校に調理器具の使用前後に確認を徹底するよう注意喚起した。

 市教委は「児童、保護者の皆さまに心配をおかけし申し訳ない。再発防止に努める」としている。